|
|
|
|
|
|
|
<< 2024年04月 >>
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
あなたがいたから。
|
先日テレビ番組で、料理家栗原はるみさんの半生を見ました。
タイトルは「寂しくても楽しく 夫と歩んだ料理人生」
はるみさんや息子さんのことはよくテレビで拝見しましたが、
夫の栗原玲児さんのことを今までまったく知りませんでした。
二年前にその最愛の夫を亡くし、独りになると、今もきまって
涙が出てしまうというはるみさん。
いつもテレビで拝見していた笑顔の裏に隠された苦悩や介護の
様子と、出逢いから結婚、料理家として羽ばたくまでの道のり
などがその時々のレシピにのせて、丁寧に取材されていました。
はるみさん本人も認めるほどの、なんてカッコいい旦那さま。
イケメン云々のことでなく、全てにおいて生き様がカッコいい。
歳の差もあり、はるみさんにとっては初恋の男性だったのかな。
そんな旦那さまの薦めで彼女は、料理家として自立したのです。
少し前に同じ局の番組で、家政婦として人気のタサン志麻さん
が紹介されていましたが、その時覚えた感動がまた再び訪れた
感覚になりました。なんて、素敵な、旦那さま!
「私の大事な旦那さま〜♪」という歌詞の古い歌が浮かびます。
近年は料理家平野レミさんの夫、和田誠さんも亡くなりました。
私は趣味が映画鑑賞なので、和田誠さんには馴染みが深いです。
どのご夫婦も、おしどり夫婦で仲良し。そして妻は、
夫や家族のために美味しい料理を次々と拵えて発表していく。
料理って、もちろん自分が美味しく食べたいから作るもの、
ではあるけれど、やはりみんなに喜んで食べて欲しいから、
食べてくれる人がいるから、作る甲斐があるというものだ、
と改めて考えさせられました。
そして、いつかはそんな伴侶ともお別れする日がやってくる。
支え合う二つの柱が、片方失われるのですからバランスが崩れ、
立て直すまでに時間がかかるのは仕方ありません。
寂しい、という言葉が、はるみさんの口からこぼれるたびに
だから旦那さまは、料理家という生き甲斐を彼女に与えたんだ、
と思いました。作って、食べて、みんなが幸せでいられるよう。
こんな素敵な夫婦関係を見せられて、うらやましいのと同時に、
やはりみんな、一人じゃなかったんだなと、気付かされました。
誰かを支えて、誰かに支えられて、成し遂げられた功績の数々。
とても幸せな気持ちになれました。
あなたがいたから。
もしも愛する人が信じられず、これで別れようと思った時に、
少し冷静になってから、自分の心に聞いてみるといいことを。
山田詠美さんのコラムより
「明日この人がいなくなったら、どれだけ寂しいだろう」
|
|
|
きもち:良い
|
|
|
コメントの新規投稿
|
この記事へのコメント投稿は禁止されています。
|
トラックバック
この記事のトラックバックは禁止されています。
|
|
|
|